2004-07-03から1日間の記事一覧

小林紀晴「盆地」〓文庫 ISBN4-7779-0055-X

小林紀晴といえば、やはりデビュー作の「アジアン・ジャパニーズ」を思い出す。著者が新聞社を辞めて、一人でアジアを放浪しながら、同じようにアジアを放浪する日本人の旅人を白黒フィルムで撮影した作品はまぎれもなくアジアの匂いがした。そして旅人を写…

灼熱の日々

今日も暑かった。連日暑いと言い続けているが、今日は特に昼間、親の用事で運転手をして、あちらこちらと奔走したため余計にそう感じたのかもしれない。家に帰り母屋と離れの間の土間を通ると、なんとなく、タイのねっとりとして腐り落ちる寸前の果実のよう…