感想など

THE FISHBONE (Beam comix)

THE FISHBONE (Beam comix)

「真夏の夜のユキオンナ」で著名な大山玲の幻といわれた作品の単行本。ちなみにこれは書店で並んでいたのと偶然発見して驚いてすぐ手に取ったもの。アフタヌーン誌(講談社)に連載されていたものだが、何故か単行本はエンターブレインから出されております。
 舞台は架空の原始世界で、人間と恐竜が同時に存在しお互いに生きるためには食べるのが当たり前という設定です。もちろん、人間も動物でありちゃんと食の対象に入っております。(笑 この食人という設定がヤバイということで単行本化されなかったのではないか、という噂がネットではあったぐらいですが、実際に読んでみるとそこまでどうこういう描写はありません。むしろ、冗談めかして書いてあるぐらいです。
 設定は裏には貼ってありそうですが、表の作中にはほとんどでてきません。まあ、雰囲気を楽しんでおれはいいかと思います。トトという登場人物は前作の「真夏の夜のユキオンナ」から客演ですが、早く彼女が本当に活躍するユキオンナ2がどこぞで連載されることをファンの一人として期待しております。

仮面ライダーSPIRITS(8) (マガジンZKC)

仮面ライダーSPIRITS(8) (マガジンZKC)

 ゼクロス編も敵の設定が出てきて物語も中盤に入ってきました。しかし、ツクヨミだとかスサノオ、アマテラスという名前は歴史好きにはかえって感情移入を妨げたげてしまいます。もう少しなんとかならなかったのでしょうか。どちらにしてもゼクロス自体にあまり思い入れがないのでこのシリーズ自体も微妙な感想しか言えません。だんだんこの忍者ライダーもアリかと思い始めてきましたが。

 ぱっと見は地味な表紙なので書店で見落としていました。よくみると暖色系の色遣いで可愛いアナ姫がメインでいいイラストです。
 物語にシンシアが登場してきたのでもう中盤が見えてきたのかなと思います。次の巻以降はシンシアの活躍がみられそうなので今から楽しみです。