最近読んだ本

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

 ずっと前から友人に勧められていた本をやっと読了。神林長平といえば、雪風で有名だが、そのほかの小説も面白いことがこの作品によって理解できた。タイトルにある魂の駆動体とは何か最後まで読み終わることによって深く感じられるだろう。
 物体としての自動車と、人間が介在することによって動くクルマ。両者はけして同じではない。そのことはバイク乗りにとっても同じく意味をもつ指摘だろう。

 ストレイト・ジャケットの短編集。途中のモンスター描写を想像しながら読むとなかなか刺激的な絵が脳内で花開く。お話は安定していて読みやすい。

 相変わらず読みにくい文体だけど、慣れてしまえばそれもまた味。劇場版Ζガンダムを見た記念に読んでみた。細かい所でのキャラの造形が興味深い。

駄日記

駄日記

 花村萬月のHPに寄せた日記集。くだけた文体で読みやすい。内容もなかなかおもしろい。花村氏がレガシィ好きなのが嬉しい。