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カオス レギオン05 聖魔飛翔篇 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 冲方丁,結賀さとる
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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「完結してしまったなあ」、というのが素直な感想。この05からノーナンバーの聖戦魔軍篇につながりカオスレギオンは物語的には完結となるのだが、敢行順からいえば本作で終わりだ。今思えばこの01〜05というのはレオニスの物語だったような気がする。とくに後半にいけばいくほど、この車椅子の少年がジークとドラクロワという目標に果敢に挑むストーリー展開は物語に広がりを与えたと思う。
ライトノベルの最高傑作*1の1つして、冴木忍『<卵王子>カイルロッドの苦難』1〜9 富士見ファンタジア文庫があるが、カオスレギオンは、これに匹敵し、そしてそれを超えた力作だろう。
*1:おもに泣かせる物語という分野に限定されるが