秋の筑紫路

 今日は現場のおばさま方とお食事。場所は太宰府天満宮だが、昨日、歩き始めたので徒歩移動を継続する。徒歩の良いところは景色が等身大で見えることだ。大宰府政庁跡を散策したり、戒壇院、観世音寺を見ながらのんびりと歩く。もう福岡の平地でも秋色が目につくようになっている。車ではわざわざ見に来ない所でも立ち止まって見ることができる気安さ。のんびりとしたペースもいい。

 天満宮駅前で1名と待ち合わせてそのまま宮の裏にあるお店に行く。天満宮も参道や拝所までは来るが、裏の茶屋までは立ち入ることが少ない。今回は松島茶屋という所でもう1名の方と集まって食事となった。
 ひさびさにあった人だったので話が弾む。無農薬で田畑を作っているが、今年は猪に全部やられたとのこと。それからこの社会情勢の中でどうしたら楽しく生きられるかといった話が主題になった。俺からみると人生の先輩方の話なので参考になること然り。あっという間に時間が経った。

 せっかくなのでみんなで散歩をすることになった。散歩といっても天満宮裏の山道を歩くものだ。しかし初めて通った所なので新鮮だった。ぐるっと山筋を迂回してだざいふ園の所にでてきた。九州国立博物館の工事用道路が出来ていたので昔の路は途中で切れていたが。

 駐車場に見送りに途中に光明禅寺に寄る。ここは石庭と紅葉が著名な所で、先日デンマークの王女が来ていたらしい。平日にもかかわらず人が多い。さすがにいい景色。南に山肌があるので午前中の方が光線の具合はいいと思う。しばし見とれていた。